こことあそこには大きな差があるけれど
飛ぶことができる
きらきら流れてきらきら、気付いて
見つけてくれたなら
夢であいましょう























「ロイド、危ない。」
しきりに前へ前へと進もうとするロイドの体が、膝から滑り大きく傾いだ。
とっさに手を伸ばし抱き上げる。
知らず止めていた息を吐き出し、まだ前へ手を伸ばすロイドを抱えなおす。
「あれは触れないんだ、ロイド。」
理解しているのか、いないのか。
一瞬動きを止めたロイドは、あーとか、うーとか、訳のわからない言葉で必死に何かを伝えようとしている。
暗い中、ちかちか光る星たちはたしかに掴めそうだ。
けれど理解してしまっている。
あれは昔の光なのだと。
「ロイド。」
理解してその手を止め、眺めるだけになっていたけれど。
この子は届かない星へと必死に手を伸ばしている。
わからないだけなのかもしれない。
だけど、その手には掴めている気がする。
「いつか、お前には触れることが出来るかもしれない。」
近くて遠い、遠くて近い。
瞳に夜空だけを映して手を伸ばした、この日を忘れなければ。
「きっと掴めるよ。」





























2005/06/13 TOS(親子)



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